看護師は心身ともにハードな職業であり、続ける中で「もう辞めたい」と感じる瞬間が何度も出てくるかもしれません。
そんなときはすぐに結論を出すのではなく、一度立ち止まって考える時間を持つことが大切です。
一旦時間を取って、看護師を目指したときの初心を思い出してみましょう。
なぜこの仕事を選んだのか、どんな看護師になりたかったのか、といった原点に立ち返ることで、今のつらさが一時的なものなのか、根本的なミスマッチなのかが見えてきます。
患者さんの笑顔に救われた経験や、感謝の言葉をもらった時の喜びなど、ポジティブな思い出を振り返ることで、再び前向きな気持ちになれるかもしれません。
このように、初心の振り返りは、仕事のモチベーションを湧かせる原動力になります。
もし、心身が疲れ切っているのなら、無理せずに一度休むことを考えてみてください。
有給休暇を取ってリフレッシュしたり、まとまった休みを取って遠方に出かけるのも良いでしょう。
仕事から離れて思い切り心身を休ませることで、冷静に現状を分析できるようになります。
疲れがピークに達すると、人はどうしてもネガティブな思考になりがちです。
まず心身をしっかり休めることで、仕事や状況に対する見方が変わるケースは往々にしてあります。
自らの状態を整えて、そこから解決策を探るようにしましょう。
上記を試しても辞めたい気持ちが揺らがず、今の環境によって心身の不調をきたしているのなら、部署異動や転職を検討するのが賢明です。
働き先の運営・体制に問題を感じるなら、早めに転職して環境を変えることをおすすめします。
同じ看護師の仕事でも、働く環境によってストレス具合は全く異なるからです。
ただ、働きやすくストレスフリーな職場を探し出すのは、そう簡単ではありません。
焦らず、慎重に時間をかけて転職活動を成功させることが大切です。